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国沢 光宏(くにさわ みつひろ、1958年〈昭和33年〉4月16日 - )は、東京都中野区生まれのモータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ライターズ・ソサエティ所属。 13歳から結婚直前の23歳まで叔母の鰻屋(後に廃業)で暮らした。 9キロバイト (1,265 語) - 2022年3月24日 (木) 11:00 |
路線バスは2~3年後に新型車を全て電気or燃料電池にしなければならない。中国BYDにヤラれます | 自動車評論家 国沢光宏
当然ながら路線バスもカーボンニュートラルに向かわなくちゃならない。
二酸化炭素排出量を「2030年に2013年比46%減」を国際公約としている7年後の我が国の路線バスのパワーユニットは、燃料電池か電気にしなければならない。
付け足しておくと、新車の46%じゃないです。2030年時点で走っている路線バスの46%以上をカーボンニュートラル化しなければならないワケ。
燃料電池バスは1台1億円ほど
バスの寿命を15年とすれば、わずか2~3年後に全数を燃料電池か電気にしなくちゃならないことを意味する。
一方、日本のバスメーカーは全くキャッチアップ出来ていない。東京都都内など燃料電池バスは増えているものの、こんなペースじゃ全く追いつかない。
はたまた燃料電池バスを導入しようとしても水素ステーションまで含めたインフラ整備が必要になってくる。
そんな中、中国BYDが積極的に電気路線バスを売り込んできている。
現在日本仕様としてラインアップしているのは、いわゆるミミュニティバスと呼ばれている小型の『J6』と路線バスとして使われているサイズの『K8』というモデル。
5月10日に発表された最新モデルはリン酸鉄リチウム電池を搭載しており、航続距離はカタログ値で220kmと270km。
エアコン使う実用で7掛けとしても150kmと190kmで、この手のバスとしては問題無いレベル。参考までに書いておくと路線バスの1日当たりの走行距離は100km前後(長くて200km程度)。
素晴らしいことにチャデモに対応しているため、運用していない時間を使って急速充電してやればたいていのニーズに応えられることだろう。
また、生涯走行距離も15年間で50~80万km。
BYDの電池保証は8年または40万km。仮に190kmの航続距離を持つとして充放電回数寿命3000回だったら57万km。4000回だと76万km。
この時点で80%程度の容量をキープ出来ていれば全く問題無し。価格はK8で4000万円程度。
ディーゼルハイブリッドだと3000万円程度だから、補助金や燃料コストの差など考えたら同等のコストで済むと思われる。
おそらく日本の電気バスは現状だと6000万円を超える金額になる上、3元系のリチウム電池だと充放電回数多くて800回のため、
15万kmくらいで容量落ちてしまい全く相手にならない。このままだと路線バスは全て中国製に持って行かれると思う。
https://kunisawa.net/car/car_latest-information/%e8%b7%af%e7%b7%9a%e3%83%90%e3%82%b9%e3%81%af2%ef%bd%9e3%e5%b9%b4%e5%be%8c%e3%81%ab%e6%96%b0%e5%9e%8b%e8%bb%8a%e3%82%92%e5%85%a8%e3%81%a6%e9%9b%bb%e6%b0%97or%e7%87%83%e6%96%99%e9%9b%bb/
(出典 cdn.clipkit.co)
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